私が利用しているスーパーで、袋に商品をいつも詰めてくれるのは
障がいをもった優しそうなお兄さんです。
今日も彼が私が買ったものを袋に入れてくれているところでした。
袋詰めのお兄さん:『これで、いいですか?』
私の持ってきたキャンバスバッグを持ち上げる彼。
でも、そのバッグには穴があいているのを見つけました。
私:『あ、別の袋があるからそっちにしてください。ありがとう。』
私の後ろに並んだ女性:『なんなのよ、はやくしてよね!』
私:『会計も済んでますし、もうすぐ終わりますから。』
後ろの女性:『あら、あなたもこの人みたいに頭が遅いのかしら?
あなた達みたいな 特殊な人たちは普通な人と関わらないでほしいわ。』
袋詰めのお兄さん:『(少し気分を悪くした様子で)奥さま、彼女の頭は悪くないですよ。
この人は大学に通っています。
(そう言うと、私が着ていた大学のロゴが入った私のスウェットパンツを指差して)
すごく頭がいいんですよ、この人。』
私:『そして彼は、ここでは一番袋詰めが上手なスタッフなんですよ、とても丁寧 で。
丁寧なのは、商品を扱う時、大事ですよね。』
私の買った商品は袋にきれいに詰められました。
彼は私が寮に歩いて帰るのを知っていたので、そのまま袋を持ち上げて肩にかけるのを手伝ってくれました。
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