東日本大震災が起きた時に店のマニュアルを無視して客よりも片思いの彼女を助けた結果・・・





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衝撃

店内は真っ暗。

というか、天井板らしき残骸に埋もれてしまっていて

光が瞬時に目に入ってきませんでした。

腕の中の彼女はブルブルと震え、右手部分の周辺だけスペースを作り

彼女の頭をなでました。

ただ呻いている彼女の身体に怪我がないか確認したかったのですが

生憎ほぼ動けない状態だったので

「怪我は?痛いところはない?」と声をかけるので精一杯でした。

声をかけても反応がないことに恐怖を覚え、無理やりにでも確認しようと

動かせる右手で彼女の身体に触れました。

刺さっているようなものも、折れているようなところもなく、ほっとしたとき

「あの、誰ですか?」と、彼女が声をかけてきました。

「俺だよ。ごめんね、変に身体触って」

「ううん、大丈夫。ありがとう」

ありがとうも何も、僕は結果的には崩れ落ちた天井の下に一緒に入り込んだだけの形だったのですが、

彼女は繰り返し感謝の言葉をかけてくれました。

お互い大した怪我はないと確認し、その後は救助を待つことにしました。

長文になりすぎるので割愛しますが、

近くに誰がいたかなんてことはまったく覚えていませんでしたので

とにかく声を大きく上げる以外ありませんでしたが、

程なくして同僚たちに救助されました。

その後、背中は打撲程度で済んでよかった!とパートのおばちゃんに怒られ、

津波警戒のために帰宅禁止令が出され、また買い物客が押し寄せる可能性もあり

店を離れられませんでした。

僕は自宅に両親がいないことはメールで確認できていたので安心していましたが、

彼女は、まだ家の方と連絡が取れていませんでした。

1時間ほどたち、解散の流れになったのですが、行く先などありません。

とりあえず彼女とニュースを見ていた時、あの、津波の映像が流れました。

「私家に帰る!」

続きは次のページにてご覧ください。


 
   

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