リーダーの奴は成績が良かった分、余計プライドが傷付いたらしくイジメの頻度がやや増えた。
俺はイジメの手がAに及んだらいけないと思って図書館に行く回数を減らそうとしたが
Aが「気にすんなよ、勿体無い」と一言メールしてきたので俺はまた図書室通いを続けた
ある日、図書室から外を眺めていたら、DQNグループが美術部の方に向かっていくのが見えた。
嫌な予感がしたので後を追うと、あいつらは美術室の準備室に入って行った。
俺は少し離れたとこにいるAと他の美術部員の子を静かに呼んで、二人に準備室に入ってもらった。
何か盗まれるのを抑止できれば十分だと思ってたから。
俺はチクったと言われるのが嫌で美術室に隠れてたが、いきなり悲鳴が聞こえてきた。
慌てて行って見るとAが前に描いた絵に靴の形。そして手に靴を嵌めたバルタン星人のようなDQN。
後から聞いたが、音が出ないように絵を汚すべくそんな間抜けなスタイルになったらしい。
その姿を見た途端にブチ切れた。
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